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NYひとりたび Season5:第72回 トニー賞授賞式に行ってきた!Part2

megmientus.hatenadiary.jp

こちらの続きです。

 

当日 会場入り前
授賞式当日は、マチネがある日でしたが、トニー当日の街の様子を見たかったのでRadio City付近を散策。12時前に向かったところ、すでに周辺2ブロックほどに交通規制があり、いたる所にNYPDの警官たちがいました。

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Radio City Music Hall正面にあたる6av、49-50stにかけての車道1車線を使ってレッドカーペットが作られていました。(マグノリアベーカリーがあるブロックです)この時点では、レッドカーペット前の歩道も封鎖されており、脇から覗くことしかできませんでした。

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6avに通づる地下鉄出入口は1ヶ所を除いて封鎖。唯一封鎖されてないところ(下記写真)も、地下から出ることはできるけど、地下に入ることはできなかったです。

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ロックフェラーセンターの出入り口も、6avに通づるところは封鎖。実際に中に入るときも、だいぶ大回りしないといけなくなりそうだから、早めの出発が吉だと判断しました。(そして正解だった)

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51ST側にあるホール出入り口は、関係者や関係者の車、そしてスマホ片手の一般人が何人か。 どうやらキャストの出入り待ちのようで、わたしもしばらく見ていました。

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見たのは、キャサリンマクフィ(写真なし)マット・ボマー、アンドリュー・ラネルズ、ザカリー・クイント(後ろ姿)

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この日はあいにくの小雨で、ずっと入待ちしてるのもしんどかったので、しばし離脱。ランチやお買い物して、15時くらいに再度向かったところ、Radio City入り口にトロフィーが設置されてるーー!これを観たら、いっきにテンションあがった!!

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レッドカーペットも歩道から見ることができるようになってました。 ここから一般は見物できるのかな。場所取りしはじめてる風の人もいました。花の壁はすべて生花なんだけど、去年より赤が強くてシックでステキ。

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TONYのロゴをバッグに記念撮影して、離脱。

 

いざ、Radio City Music Hallへ!
身支度をして、17時半ころ、ホテル出発。すこしでもレッドカーペット覗けないかな~?と思ったけれど、 すでにキャストたちが歩いてることもあってか、さらに厳しい交通規制と見物客の嵐! 諦めて中に入ることに。Radio Crty内に入るには若干迂回の後、昼間に演者たちが入って行った51stの出入り口から入場しました。

 

入場!
荷物のX線チェックと金属探知機ゲートをくぐって入場。夢にまでみたトニー賞会場に入りました!!

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撮影していることに同意を求める注意書きが入ってすぐにありました。

 

Racio City Hall内に入るのも初なので、気持ちの高ぶりがすごいです。このときの気持ちを言葉で言い表すと「Yeeeeeeeeeeeeeaaaaaaaaaaaaaaaahーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」って感じです。実際思わず小さくガッツポーズをしてしまったほど。

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中はすでにかなりの人(この時点で18時すぎ)みんな階段のところで記念撮影をしていました。 もちろんわたしたちも。

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あるかな?と思ってたら本当にあった物販w Tシャツ・キャップ・マグネット・トートバッグ、グラスが売ってました。 わたしは、Tシャツとマグネットを購入。記念です。フフフ。

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座席は3rdメザニン、4階席。開場の規模は、国際フォーラムAより一回り大きいくらいかな(国際フォーラムAはキャパ5012。Racio City Hallは6015)
客席出入口に係員はいますが、PLAY BILLは出入り口付近のラックから勝手に持っていく方式。 分厚い。6月ですが、Pride仕様にはなってませんでした。

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もらい放題なので昨年のBway Flea Marketで大量に売られてたのが理解できる。


始まる前のバーで飲み物を購入。お酒は飲めないのでソフトドリンクにしたのですが、 スプライトのペットボトルが5.5ドル!高級スプライト…

 

トニー賞スタート!
19時ドアクローズに合わせて、ホール内では、生中継前のメイン以外の賞の授与が始まります。
いつも、現地CM明け=WOWOWのスタジオトーク明けに「この賞はこの人に送られました」っていう短い映像が流れるじゃないですか。 あれは放送前の事前にやってて、それを編集して放送していたのでした。 このときの司会進行は、生中継の人とは別。 オーケストラ席もまだ完全には埋まってません。始まる数分前でこんな感じ↓↓

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生中継スタート!
そして、20時!メイン及び生中継スタートです。どう始まるのかと思いきや、ギリギリまで授与やって、直前にアナウンスで「始まるよ~あと*秒だよ~」と入ったくらいで、結構バタバタ。暗転して、司会2人のパフォーマンスから始まりました!

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第72回の司会はジョシュ・グローバン/Josh Grobanとサラ・バレリス/Sara Bareilles。発表当初、地味だな~と思ってしまったけど、NPHやジェームズ・コーデンが派手にやりすぎていたんじゃないか、とも思う。笑。ジョシュもサラも、抜群の歌唱力を持っているので、(ジョークの効いたこの日のための)歌をじっくり聴く…っていう感じ。こういうのも、いいね。特にジョシュ・グローバンは、生歌を聴きたいアーティストの1人でもあったので、持ち歌ではないとはいえ歌声が聴けてとてもうれしかった!

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ちなみに、トニー賞の司会は、Broadwayに役者として舞台に立ったことがある人のみ、というルールがあるそうです。


CMの最中は、裏方系の賞発表が、1CMにつき2部門くらいされていました。 CM開ける前は「30seconds…10…applose please!3..2…」というアナウンスが入って、我々は拍手をして、生中継が再開されていました。

Spongebobのパフォーマンス直後のCM中は、キャストの動きに合わせて効果音を出す人のパフォーマンスがありました(下記動画)作品賞ノミネート作品の映像に合わせて、効果音をつける、というものだったのですが、 Frozenは、Let it goでエルサが髪留めをぽいっとするシーンに、ポイっという効果音をつけていて…その後のFrozenのパフォーマンスではついつい、吹き出してしまった…罪深いぞ、Spongebob!9月でクローズするのが惜しすぎる!

 


2018 Creative Arts: Foley Artist Mike Dobson

 
後半は、トニー賞スポンサーのCMがステージ両脇のモニターに映されていました。 生中継中は、このモニターには、テレビ放送と同じものが映されていたので、同じように放送にのってたCMだったのかも…

 

Seasons of LoveとF*** Tramp!
今回の盛り上がりポイントは、この2つだったのではないでしょうか。
2月に銃乱射事件が起きたマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校の演劇部生徒によるSeasons of Love。生徒たちを守った先生が演劇教育活動賞を受賞、プレゼンターはドラマgleeのマシューモリソン。gleeでも同じように、校内に銃声が響き、音楽室に身を潜めて助かる…というエピソードがありました(s4ep18)

ソロを歌った彼女は未来のTony Winnerになるのでしょうか。このパフォーマンスのときの会場の雰囲気はとても強く、あたたかかったです。涙が止まらなかった。

 

 
そして、ロバート・デ・ニーロのF***Tramp!実は、このとき、リバイバルミュージカル賞をとった Once on This Islandのチケットを押さえるのに必死で 「え?今?F***っていった?誰?あれ?デ・ニーロ!?!?!」となってしまっていたのですが、 会場は割れんばかりの歓声でちょっと振動を感じるくらいでした。CBSでの放送はピー音が入ったそうですが、WOWOWはそのままでしたね。笑。
てっきり、CBSのをそのまま流してると思ってたんだけど、WOWOW用に分配されてるんだろうね。あと、一緒に行っていた友達いわく、微動だにしない人もいたそうなので、やっぱりある一定層には支持されてるんだなぁと思ったり。。。

 

終演
最後は、司会の2人がステージを降り、客電がついてサラっと終わり。なんのアナウンスもなくおわって、みんなぞろぞろと帰っていきました。 ロビーに普通に俳優さんもいました。いてもおかしくないけど、ビックリした!
帰りは、すべての出入り口が開放。外にはGALAパーティ行きのバスが並んでたり、トロフィーをもった人もいまいした(どなただったのかしら…) 18時過ぎに入場して、終わったのが23時すぎ。約5時間の観劇終了です!

 

まとめ
長時間かつ、着慣れないドレス(というかドレス用の下着)でめちゃくちゃ疲れたし、ヒアリングも完璧ではないけれど、テレビで見ていたあの中に入れて、あの場でしか感じられない空気感を体感できたのはとても良かったです。
そして、何よりも、大好きなMichael Arden演出のOnce on This Islandがリバイバルミュージカル賞をとった瞬間に立ち会えたのが、とってもうれしかった! 好きな人の栄誉ある瞬間に立ち会えるって、そうそうないと思うので、本当に、本当に、思い出深いです。 獲ると思ってなかったので、アナウンスされた瞬間、叫びながら立ち上がって、足踏み外して転びそうになったりもしました。笑。そして、慌てて翌日公演のチケット取り始めたためスピーチをあまりきけなかったので、後日、録画でしっかり見ました。本当によかった。

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Best Directionは残念ながら受賞ならず…作品賞時に飛び跳ねて喜ぶアンディがかわいかった♡


ドレスアップも、お金も手間もかかったけど、楽しかった! 現地のドレスアップした人たちも眼福でした。タキシードをバシッときめたカップルを何組か見かけたのですが、どの方たちも、それはそれはキまっていて、うっとり。ホント、楽しかった!機会とお金があれば、またぜひ行きたいです。

 

以上「第72回 トニー賞授賞式に行ってきた!」でした。

 

NYひとりたび Season5:第72回 トニー賞授賞式に行ってきた!Part1

ことの始まりは、いつのことかは忘れたのですが、今回の旅を決めてからなんとなく。今回の旅は、友達とホテルシェアの旅だったのですが、彼女も観劇好きなので、「その時期にNYにいるのであれば、そしてチケットが取れるなら、行ってみたいね」とぼんやり言いあってはいました。まさか、チケットが取れ、行けることになろうとは…第72回トニー賞

とても良い体験になったし、むしろ欲が出て、機会とお金があったらまたぜひ行きたいので経緯をまとめておきたいと思います。まずは、当日までの準備編。

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トニー賞(Tony Award)とは

世界最高峰と言われるアメリカの演劇・ミュージカルの賞。演劇・ミュージカル回のアカデミー賞とも言われ、正式名は、アントワネット・ペリー賞。この賞を主催するアメリカン・シアター・ウィングという団体の共同設立者であるアントワネット・ペリーの名前からとっており、彼女のニックネームが”トニー”だったことから、トニー賞/Tony Awardとなりました。

毎年、5月頭にノミネート発表、6月第2日曜(現地時間。日本だと月曜)に授賞式が実施・生中継されています。日本ではWOWOWが独占生中継をしています。基本的には、ラジオシティ・ミュージックホール(キャパ約6000)というホールで開催。一般向けにチケット販売もあり、今回はそれを購入して行ってきました。

 

チケット争奪戦

検索により、例年は、ノミネート作品が発表直後から、オンラインで販売になると見たのですが今年はちょっと異なっていました。ちなみに、TONY公式のチケット販売に関するページはこちら。
https://www.tonyawards.com/en_US/tonynight/tickets.html
こちらを4月下旬から逐一チェック。

 

ノミネート発表前(4/末)
「今年は座席数が少ないので、一般にチケット販売予定はないです」という
案内が公式サイトに出現。ショックを受ける。

ノミネート発表日(5/1)
「5/15 10am(EST)より、少しだけ発売します」とのこと! ヤッター!
販売サイトはTicketmaster。この時点で、販売席種・金額の記載はなし。
前年が約400ドル~だったというのを見かけたので、その程度の覚悟を決めた。

チケット発売前日(5/14 EST)
Ticketmasterをチェックしたら、4席種と金額レンジの記載あり。
オーケストラ*1、1stメザニン(2階席)、2ndメザニン(3階席)、3rdメザニン(4階席)の4種で金額レンジは431~1,451ドル。
なので、この時点では、最低でも450ドル程かかるね、と改めて覚悟を決める。

 

チケット発売日(5/15 EST)
あちらのサイトは日本と違い、販売開始前からアクセスしてるとカウントダウン
表示があり、時間になると販売ページに自動に切り替わります。
公演によっては、待ち人数表示があり、自分の順番になると購入ページに自動で
切り替わる仕様でした。 *2このときは、すぐに購入ページにいけ、その時点での
ベストシートが一旦、ホールドされました。
タイミングのせいか、私は一番安い430ドルのシートは表示されず、
次の630ドルのシートしか表示されず、さすがに高額なので諦めようとしたら、
友達が430ドルのシートをホールドできていたので、それを進めてもらいました。

進めてもらって一安心…と思ってたら、
友達から「手数料が90ドルかかるwww」と衝撃の一報が!
 
Ticketmasterは大体15~20ドル程の手数料がかかるので*3、その程度と
思っていました。さすがトニー、手数料込で520ドルのセレブチケット!
思うところはあれども、ここまで来たら取るしかない!ということで決済へ。
大幅な予算オーバーではありましたが、無事、3rdメザニンを確保しました!!
WillCallはなし。スマホで見せるか、家でプリントしていくかのどちらか。
でも当日は紙チケット持ってる人も見かけたら、席によって違ったり、
配送だったら紙チケだったりしたのかな…?(わたしが決済したわけではないのでわかりかねる)
19時door close、ドレスコードはBlack Tie Onlyの記載あり。
このドレスコードに、直前まで悩みました、、、

 

服装について
先程も書きましたが、ドレスコードはBlack Tie Only。つまり、正装です。
具体的にどんな格好したらいいんじゃい!と、Google先生に訊いたところ、
男性はタキシード、女性はロング丈のイブニングドレス(ガウンドレス)で靴はカカトもつま先もでないものが正式。お着物であれば全く問題ない、とのこと。

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※拾いイメージ図

ドレスを着慣れない身長156cmの日本人。悩みに悩んだ。
自分で着付けができれば、お着物をレンタルして行くこともできたのですが、そんなことはできないからドレス一択。
はじめは、現地で買うことも考えたのですが、ただでさえ時間のない観劇旅行。
日本で買っていきました。店舗で、値段もサイズもデザインもちょうどいいのが見つかりそうになかったので通販だより。 こちらを購入しました。(通販ページが消えたので当時スクショしてた商品画像に差し替えました)

 

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返品できるお店で、こちらのロングバージョンも試したのですが絶望的に似合わず。涙。カクテルレベルになってしまうので、すっごく悩んだのですが、ミモレ丈にしちゃった。入場断られるとかないよな、、、ドキドキ。
靴は悩んだ結果、一昨年、Anthoroprogieで購入したこちらを。

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結果、普通に「Enjoy!」と言われて、入場できました。
実際は、やっぱりロング丈のイブニングが多かったけど、そうじゃない人もちらほらいたし、サンダルもたくさんいました。引きずるほどのドレスでみんなどうやってくるの?タクシー?と思ったけど、みなさんグワっと掴んでガツガツ歩いてました!膝ぐらいまで持ち上げてる人もいれば、引きずっている人も。ただ、ドレスに着られてる感はやっぱりなくて、さすが。
お着物の日本人も数名見ました。素晴らしい~~!
男性は、タキシードではなく、おしゃれなスーツの人もいました。
男女ともに、よっぽど崩してなければ問題ないと思うのですが、やっぱりこういう場なのでドレスコードに沿って、とびきりドレスアップするのがベストだと思うし、楽しいと思います。
わたしも、また行く機会に恵まれたら次こそはロング丈のドレスにします!あと、ダイエットしてスラっとしたボディでいきたい。

 

ここまでが準備編。次は、当日編です。

 

つづきはこちら。

megmientus.hatenadiary.jp

 

 

*1:前の方はノミニー用なので後ろの方だけかな?

*2:ハリーポッターと呪いの子の一番最初の一般発売時刻で6000人くらい待機したから、トニーはそれに比べたら全然スムーズでした。

*3:作品による。人気作品は高い傾向。Telechargeも同様

NYひとりたびSeason5:観劇したもの

NY旅行から帰ってきました。1日だけ雨が降ったけれど、それ以外は連日いいお天気。暑くても25度程度で毎日過ごしやすかったです。

今回の旅のいちばんの思い出はなんといっても第72回トニー賞を会場で観たこと!たっかいチケット代に加え、ドレスアップ用品も必要でかなりの出費になったけれど、一生の思い出になりました。

事前に手配していったものがほとんどなので、見る予定リストから数本追加になっただけだけど、見たものラインナップです(見た順)

 

SpongeBob Square Pants 

Frozen

Dear Evan Hansen

LM/DC Tour in NJPAC(Lea MichealとDarren Crissのコンサート)

72th Tony Awards

Once on This Island

The Boys in the Band

Harry Potter and the Cursed Child PART1

Harry Potter and the Cursed Child PART2

 

全9本!日曜マチネも枠としてはあったのだけれど、トニー賞の準備の様子を見物したくて見に行くのはやめました。もったいない気もしたけど、結果的にそうして正解だったかな。お気に入りに★印でもつけようと思ったけど、今回はどれもお気に入りになったので決められなくて断念…せっかく観てきたので、ちゃんとした感想も追々まとめたいと思ってます(特にトニー賞

 

NYひとりたび Season5の観劇予定リスト

いよいよ今週末からと迫ってきました、今年のNY旅。今年は例年になく、観劇チケットを事前に正規購入しており、チケット代だけでNYまでもう一往復できそうなくらいの金額になってます…ううう。

 

Frozen


FROZEN The Musical: Official Broadway Trailer

そこまで好評!というわけではない…??でも、ロペス夫妻は大好きだし、アナとエルサがすごく映画と近しい雰囲気を醸し出してるので楽しみです。

 

Dear Evan Hansen


DEAR EVAN HANSEN on Broadway

去年見れなかったけど、今年の新作優先と思って、後回しにしていたら、驚きのニュースが!Deaf West Spring AwakeningでVoice of Morizを演じていたAlex BonieloがConnor役になるとのこと!*1彼の歌声、ちょっとロックな感じでかっこよくて、また何かで聴きたいと思っていたのでうれしい~。ただ、この時点で私の観劇スケジュールの空きが、土日マチネのみ…。マチネだとアンダーの可能性も高いよねぇ…と悩みつつもスケジュールはどうしようもないし、土曜マチネをポチリ。どうかBonieloくんが出ますように。出なくでも大好きなP&Pの曲だし、絶対楽しめるに決まってるんだけど。

 

The Boys in the Band


The Boys in the Band | Starring Jim Parsons, Zachary Quinto, Matt Bomer and Andrew Rannells

初のストレートプレイに挑戦!というのも、出演者が豪華&大好き!マット・ボマー、アンドリュー・ラネルズ、ザッカリー・クイントそしてジム・パーソンズ!大好きなシェルドンのジム・パーソンズ!こちらもプリオーダー開始してすぐチケットとりました。ジム・パーソンズ見れるのが、すっごくすっごく楽しみ!!

 

Harry Potter and the Cursed Child


Cursed Child now open on Broadway!

こちらもストレートプレイ。ハリー・ポッターシリーズのその後、ハリーの子どもたちを描いた作品。数々の先行販売が終わった後の一般販売、取れないだろうと思って試しに発売時間に繋いだら、すごい人数が待機していたのにも関わらず取れてしまった!(メザニンだけど)2部作で合計6時間ほど?を要するので悩んだのですが、やらない後悔よりやる後悔!と思って、マチソワでゲット。旅の最終日は、一日これになり、恒例にしようとしてた〆モルモンが今年はできなくなりました。でもこれもきっと楽しいはず!

ところでオンラインチケット販売の時「あなたは*番目だよ。待っててね」ってなって、自分が購入ページに行けるようになるまでひたすら待てばいい(サイトによってはメールで「順番だよ!」のアラートメールの設定もできるよう)のいいですよね。日本のチケットサイトも見習ってほしい。何度もF5押させないでほしいし、電話もかけ続けたくない。

 

LM/DC Tour


LMDC Tour Announcement

LM=リア・ミシェル、DC=ダレン・クリス。そう、Gleeのあの2人が一緒にツアーを開催することに!スケジュールをみたら、旅行中に隣の州NJのニューアークで公演があるじゃないですか!ニューアークまでは電車で1時間ほど。これは行くしかないでしょう。間違いなく、行かなかったら後悔するやつ!こちらもプリセールで早々にゲット。かなり前の列が獲れたのでめちゃくちゃ楽しみです。Gleeの曲もBwayの曲もやるよ~と言ってくれてるので本当に楽しみ!

 

というわけで、残りは3枠。見るものも、スケジュールもあらかた決めていて(というか、そうせざるを得ない)結構融通の効かないスケジュールになってしまったのが非常に。非常に!非常に!!不安なのですが仕方ない。

 

あと無理やり枠を設けて、去年、志半ばでリタイアしてしまったSleep No Moreに金曜のソワレ後に行くか悩み中…。夜遅いのが不安なのですが(夜道と翌日の疲れ)ずーーーっと心残りなので行きたいな~。

 

ああ、こんなに事前に押さえてるのって初めて。すごく忙しい。お買い物も大好きなのにする暇がなさそうでどうしたもんか!と結構焦ってます。今までになく忙しいたびになりそうです。

*1:Morizは難聴者のDanielとBonieloの2人で演じられてました。

NYひとりたび Season4_2本目:Aladdin

この旅2本目は、Aladdin。初NYで観て以来3年ぶり、2回目です。四季での観劇分も入れると3回目。

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初観劇は、トニー賞ジーニー役James Monroe Iglehartが助演賞を獲った後だったので、彼が出てくるだけで大盛り上がり!というのを体験しました。すごく芸達者なジーニーで、ロビン・ウィリアムズに次ぐ新たなジーニーだ!!!と思ったなぁ…あと、ジャファー様がアニメと同じ方だったのも感動したなぁ。


ALADDIN on Broadway

 

今回は、アラジン役がオリジナルのAdam Jacobから、Gleeに出ていたTelly Leungに変わったということで、Telly目当てに行ってきました。

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Telly Leung。Gleeでは、ダルトン高校の生徒として出演してました。

 

ちなみにジャスミンは変わらずオリジナルのCourtny Reedちゃん。

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プルプル ジャスミンのCourtnyちゃん

 

Courtnyちゃんは2017年に卒業。今、Bwayでは、Adam Jacobの妹Arielle Jacobちゃんがジャスミンをやっているのですが、ArielleちゃんがBwayの前にオーストラリアのジャスミンになった時、ご両親にサプライズでジャスミンになったことを発表する動画がキュートなので、観てください。すごくキュートなファミリーなの!


Arielle and Adam Jacobs " WHOLE NEW WORLD" surprise video

 

Adamくんのアラジンは、まさにアラジン!って感じの精悍さがあったんだけど、Tellyはキュートでちょっと若返った感じと、誠実さが増した感じでした。どっちのアラジンもいいなぁ。ジーニーのMajor Attawayさんも、すっごくジーニー!正直、あのジーニーの後だと誰のをみてもがっかりするかな、、、と思ったけど全然そんなことなく、めちゃくちゃ楽しかった。さすがBway。MajorさんはSDでもとても親切な上に、Tellyが出てくると「アラジンのお出ましだよ~彼は最高さ!」と盛り上げてたり、出来たお方だな…という印象でした。

ちなみに、SDはこんな風になってるのですが、ドアに書かれた文字に感動!(星の上)

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Behind the door,wishes are granted = この扉の向こうで、夢は叶う。

ああ、なんて素敵なひとこと。こういうところ、さすがディスニーだなって思います。そしてこういうところが好きなのです。実際、夢のようなひと時が過ごせるんだし!

 

SDでは、ジーニーのMajorさん、ジャスミンのCourtnyちゃん、アラジンのTellyにご対面。Courtnyちゃんは、わたしのピアスと派手なネイルに気づいてくれて「すっごいステキ!ネイル自分でやったの?(わたしが自己申告した)すごい!写真撮っていい??」と。Bway女優に、ネイルを写真に撮られるというハプニング。疲れてるはずなのに、フレンドリーな対応してくれるのはすっごいうれしいし、そのあと撮ってもらったセルフィーのわたしは、すごく楽しそうでした。

 

Tellyには、この後、出演していた「Allegiance」の日本上演(映画形式で)とジョージ・タケイさんの来日が控えていたので「Alligiance、日本でやるの楽しみにしてるんだけどあなたは来日する?」と質問。案の定「Aladdinがあるからいけないんだ、ごめんね。」との返答でも「ジョージがいくからね!ジョージが行くから楽しみにしててね!楽しんでね!」と、繰り返し言ってくれました。いい人だぁ。

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上から、Majorさん/Courtnyちゃん/Telly

夢見心地で終われた日でした。

 

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とってもSweetだった2人

NYひとりたび Season4:Broadway Flea Maket

旅程の中で暑かった日、Theatre Districtで開催されるイベントは、Broadway Flea Marketにも行ってきました。

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Broadway Flea Market & Grand Auction Breaks One Million Dollar Mark – Broadway Cares/Equity Fights AIDS

毎年9月に、主に劇場関係者によって開催されているこのイベント、掘り出し物がたくさん見つかるフリーマーケットや俳優たちによるサイン/フォト会、オークションがある、ミュージカルファンにはたまらないイベントです。このイベントで集まったお金は、Broadway Cares/Equity Fights AIDSというNPO団体に寄付され、エイズ患者や研究のサポートに使われます。楽しく寄付できるので、それもまたうれしいイベント。張り切って行ってきました。

 

とはいえ、オークションなどは個人的にハードルが高いので、主にフリマを漁りまくった!好きな俳優さんが出てた過去のPlayBillや作品のグッズがないかな~と。10時前に到着したらすでにすごい人!どんどんやってくるーーー!

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 暑さと人ゴミで早々にバテそうになりながらも、何とか一通りチェック。PlayBill以外にも過去作品のグッズや劇場に温存されてた(?)お衣装や小道具も出されてて、本当に”蚤の市”でした。わたしがゲットしたのはこちら。

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まず、写真左。2017年トニー賞/ALLEGENCE/Something RottenのPlayBill、 Spring Awakening/SMASH/An Act of GODのマグネット 。トニー賞もPlayBillあるんだ…と感動して購入。他の年もないか探したけどさすがになった…。2017年のトニー賞は司会*1があんなことになってしまったので、今となっては貴重か…!?ALLEGENCEは、2017年11月に日本に映画形式で上映されていて、もちろん観に行く予定だったので購入。2冊で1ドルだったので手近にあったSomething Rottenのと一緒に購入。George Takeiのサイン入りなのにこの値段!?と驚いた。
マグネットは、大好きなSpring Awakeningのと、わたしがBwayにハマるきっかけとなったドラマSMASHの。An Act of GODは見てないけど、ジム・パーソンズが大好きなので思わず…。
ちなみにTシャツだけはフリマではなく、同じく44th St.にあるTheatre CircleというBroadway関連商品を売ってるお店で購入したもの。この日、これを着てる人が多くてどこにあるんだ…と思ってたらここにありました。かわいい~。


写真右は、ドラマ「SMASH」内で作られたミュージカル「BOMBSHELL」のもの。ミュージカルの上演が噂されて叶ってはいないものの、コンサートだけは2015年に開かれ、その時に販売されたもののようです。保存用に2枚購入。笑。

そして、何より手に入れられたのがうれしかったのは!

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この年のBroadway Con(コミコンのBroadway版)のポスター!これ、26文字すべてミュージカル作品を示してるのです!公式ポスターとは別に、公募して1位になったデザインだった気がするんだけど、、、(うろ覚え)初めて見た時にあまりのかわいさに、画像をPCの壁紙にしてたくらいなんだけど、まさかポスターが売られてるとは思わず。持ち帰り方法に一瞬悩むも、購入。無事今自宅のいちばん目に入るところに飾ってます。

 

他には、秋以降に上演される作品(オン/オフ、54below)のチケットがあたるくじ引きもあったけど、遠征組には厳しいので、みんなが山のように引いてるのを横目に見て、サイン会*2もチラ見だけ。いつかもっとがっつり参加してみたいものです。

*1:ケヴィン・スぺイシー

*2:Kimiko Glenn,Andrew Keenan-Bolger,Bernadette Petersなどなどスターたくさん!Wicked主役2人の目の前でDefying Gravityを歌って関係者にアピールするカワイイ女の子が登場したりして盛り上がってた!

NYひとりたび Season4_1本目:SLEEP NO MORE

この旅、最初の観劇は、SLEEP NO MOREでした。
イマーシブシアターという観客参加型の演目で、会場内の100個程ある部屋で繰り広げられるお芝居を、仮面をつけ、「アノニマス(見えざる者)」として観劇する作品。会場はハイライン近くにあるThe McKittrick Hotelです。

mckittrickhotel.com

 

恥ずかしながら、この年のWOWOWトニー賞放送でV6坂本くんが行ってたのを見て知ったSleep No More。坂本くんがなんとも言えない表情で出てきたのを見て気になり、行ってきました。

会場周りは割と暗いから帰り道気をつけて!というアドバイスを、Twitterで先人たちにいただいたので、早い時間の回がある土曜に行ってきました。チケットは公式サイトで事前予約。tktsには出てないです。ドリンクや食事付きのプランもありますが、わたしは何もついていない観劇のみのチケットを購入。手数料込で132.5ドル。

 

会場に入ったら、クロークで荷物をすべて預けます。中はかなり動くので、全て預けて、どうしても持っていたいものはポケットに入れるのがベター。もしくは超ちっちゃいポシェットとか、必ず手ぶらになるように!わたしはiPhoneとハンカチだけ出してすべて預けた。クロークは有料です(たしか4ドル)

予約名を窓口で言うと渡されるのはチケット代わりのトランプのカード。このトランプのナンバー順にシアター内に向かうことになります。チケットカウンターから、シアター手前のバーまでは、かなり暗い通路を歩いて不安になった…1人だし。iPhoneのライトを頼りに進んだよ…

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バーも、耽美な雰囲気。もはやここもシアター。甘い香りと、妖艶な照明と俳優と思われる案内係。お酒飲みたい人は、いくらかの現金・カードを預けずに手元に持っていましょうー。

ドキドキしながらこのバーでしばし待機。今までの旅でいちばんドキドキしていたかもしれない。番号を呼ばれ、マスクを渡され、エレベーター内へ。そこで注意事項がアナウンスされます。必ずマスクをつけること、ケータイは使わないこと、演者には触れないこと、、、だったかな。ド緊張であまり覚えてないけど、案内係が素晴らしく妖艶だったことだけは覚えてる。

 

エレベーターを降りたら、最後まで自由。不安なので、とりあえず人の波について行くことに。演技自体は、セリフがあるわけではないので英語に困ることはないのですが、マクベスの話は理解しておいた方がいい。マリオン・コティヤールマイケル・ファスベンダーマクベスを寝落ちしながら見た程度の知識だったので、直前に「まんがで読破 マクベス」を読んで把握しておきました。*1

マクベス (まんがで読破)

マクベス (まんがで読破)

 

 

そのかいあってか、マクベスマクベス夫人・バンクォーあたりは特定できたので、だいたい彼らの誰かについていきました。駆け回ってるうちに場の雰囲気に慣れてきたので、タイプの俳優さんについていったり、人がたくさんいるところに行ったり、休憩したかったらどっかに座ったり、誰もいないところを散策したり、役者に接近して観てみたり、、と自由に過ごす余裕がでてきました。

 

ただ、本当にとんでもなくたくさん移動することになるので、汗だくになるし、足腰にくる!途中まではハイになってる感じなので大丈夫だったのですが、終盤にあまりの疲労で途中でギブアップ…後もう少しだったのですが、バーエリアに戻り、結末をちゃんと見ずに出てきてしまいました…なんで出てきてしまったんだ…帰国してからすごい後悔してる…。

見る順番はバラバラでも最後は同じシーンを見ることになるらしいので、少しでも興味ある人は最後までちゃんと見届けてきてください。わたしも次はちゃんと最後まで見届けようと思います。あと、誰かと一緒にいっても、中では無理して一緒に回らないほうが動きやすい。何組か、はぐれまいと必死に動いてる人たちがいたけれど、通路がせまいので正直、邪魔。*2あと、こんなの見た/見てない!といった、アフタートークも楽しめると思うのでぜひバラバラで巡ったほうがいいと思います。わたしも誰かといってそういうのやりたい。

 

リタイアしてしまったけれど、息遣いや体の動きをの迫力・ライブ感や、没入感はすごくて、現実なのに現実味のない、ふわふわとした、靄に包まれたような不思議な感覚に陥る空間でした。すごく不思議なんだけど、気持ちがいい。そして、各所でいろんなことが起きていて、多分その半分も見れていないと思うのでリピートしたい、という欲求が多いのもわかるし、わたしも実際ある。(とはいえ、今年の旅では行く暇がない!残念すぎる)

 

そして、昼間も思っていたのが、知識と教養の重要さ。ミュージカルもストレートプレイも、こういった新たな演目もすべて、知識と教養が合ったほうが断然楽しめる、ということ。時間のある学生時代にもっとインプットしておけばよかった。けど、いろいろなものに触れるようになった大人だからこそ思うことなのかも。今からでも遅くない!がんばろう!と思って早1年が経とうとしてるけど…。

 

少しでも気になるかた、躊躇してる方、勇気を出して行ってみてください。今までにない体験ができることを保障いたします!

 

*1:会場に行く直前までカフェで読んでた。

*2:主にカップルや女子グループがそうだった。