お楽しみのランチは老舗フレンチレストラン:Le Cirqueで。
ブルームバーグビルの1Fにあり、このビルで働く人のパワーランチの定番らしい。Le Cirqueはサーカスを意味するフランス語で、サーカステント風の店内は天井も高く、ガラス張りで開放的な作りをしたお店でした。
NYでは夏と冬の年2回、NYC Restaurant Weekという、NY市内の様々なレストランを特別メニューでお得に楽しめるグルメイベントが開催されます。今回、旅行時期がちょうど夏の開催時期だったので、ランチだったら一人でも大丈夫だろうと勇気を振り絞って行ってきました。
参加レストランは300~400くらいとのことで選ぶのは一苦労。いいな、と思っても人気店はあっという間に予約いっぱいになっています。悩んだ結果、老舗フレンチらしいこちらに決めたのです。ちなみに予約はRestaurant Weekの公式サイトからしました。
Restaurant Week用に用意されたメニューは、前菜・メイン・デザートで29ドルのコース(税・サービス別)
まずは前菜:Buffalo Mozzarella。水牛モッツァレラをガスパチョドレッシングとキュウリ、レッドオニオンと共にいただきます。
実は生のトマトが苦手なわたし。でもモッツァレラは大好きなのでチャレンジしてみたところ、トマト特有の青臭さは感じるものの(苦手ゆえに敏感)美味しい!モッツァレラの美味しさもあってあっという間に完食。ひとつオトナになった気分になりました。
次にメイン:Firet de Branzino。Branzinoが分からなかったのでその場で検索したところ、ヨーロピアンシーバスという魚でスズキの一種のよう。
香ばしく焼かれた皮目が美味しいものの、若干の生臭さが残るお味…10ドル追加してこれにしたけど別のにすればよかったかも…上にかけられたプッタネスカソース*1はとても美味しかったです。
最後にデザート:Le Cirque Creme Brulee。クレームブリュレです。店名が付いてることからも分かるとおり、こちらのスペシャリテの1つだそう。なめらか濃厚なこちらを食べ終わるとなんとレシピがお目見えします!もし作ったとしてもこの美味しさが再現できるとは思えないけど…おいしかったぁ。
サーカスをモチーフにしてるということで、お皿にも曲芸をする(?)おサルさんがいて、上品な中にもキュートさがあるお店でした。
これらに、カプチーノとサービス料を追加して、約55ドルほどの贅沢ランチでした。こんな機会でもないと行くようなお店ではないので、次回もRestaurant Weekのときがいいな~
余談その1:ひとりで来たアジア人女性にも、優しく対応してくれたお店でしたが。しかし、通された席に違和感が…。一人なので、目立たない一番奥の席に通されたのですが、それは納得で、まったく問題なかったのですが周りを見渡せばアジア人のみ。レセプションを中心に左右に客席ホールが広がるお店だったのですが、片方は欧米人・片方はアジア人と分けて案内をされていたのでした。はっきりとこういった体験をしたことは無かったので驚きつつもサービス自体は普通にしてくれていたはずで、特段不快な思いをすることはなかったのですが、何とも言えない気持ちで店を後にしました…。
余談その2:どうやら経営が厳しいようで、破産申請をした模様…。行っといてよかったかも。
*1:アンチョビやオリーブ、ケッパーの塩味や唐辛子の辛味を利かせたもの。好物しか入ってない