すきなものばかり

いろいろなすきなもののことを書いてます

NYひとりたび Season6:かかった費用~観劇費用編

2019年GWに行った、NY観劇の費用をまとめました。トニー賞前にやり切りたかった…

ちなみに、旅費と現地での食費まとめもしてます。↓↓ 

 

今回は6泊8日、金曜AM現地到着~木曜AM現地出発のスケジュールで、6作品8公演の観劇でした。

 

f:id:megmientus:20190618190402j:plain

 

今回のチケット手配方法は以下。

1.事前にTicketmaster または Telechargeでオンライン購入
2.前日 or 当日にtktsで購入

 

安く済ませるには、当日のラッシュ/ロタリーやToday Tixを使うのが良いとは思うのですが、

1.朝が弱いので、買えないかもしれない/見切れるかもしれない席のために並びにいくのがしんどい。それよりも、朝は準備や朝ごはんの時間をゆっくり取りたい。
2.なるべくオーケストラ席で観たい。となると、Today Tixでもあまり安くならない。
3.好きな人が出てる作品は、前方席で観たい。
4.金で時間を買う。特に旅程最終日は並んでる時間がもったいないので事前に買っておいた方が楽だとやっと悟った。

と、いう考えなので事前購入かtktsでしたが、Todaytix使ってもよかったかなとちょっと思っています。

 

各種チケットの取り方は、こちらが網羅されてると思います。

susumebway.com

 

今回は、South Street SerPortのtktsによく行きました。前はちょっと遠いな…と思っていたのだけれど、地下鉄と徒歩で42st付近から約30分ほどで着くし、全然並んでないし*1、11時からやってて、TimesSquere店で、イライラしながらその日の分だけのために並ぶより全然よいことに気づいた。特に、翌日マチネ分や当日のマチソワ分を一気に買えるのがとても良い!これまでに比べて日中の時間を有効に使えるようになりました。

これはあくまで、わたしの考えとやり方で、予算と時間と好みに合わせて好きにしたらいいと思います。

 

では、見た順に。

 

1.Pretty Woman The Musical(2019年8月クローズ)

f:id:megmientus:20190624223541j:plain
購入場所:tkts(SeaPort)
購入金額:97.5ドル(うち手数料6ドル)
座 席 :ORCH Right H-8

主演のサマンサ・バークスとアンディ・カール目当てで観劇。やや退屈だった…。トレンディでハンサムでキザ、けれどコミカルな面を全部請け負い、それがとんでもない萌えを生み出していたアンディ・カール、抜群の歌唱力とはじける笑顔のサマンサ・バークス、完全にロックコンサート状態だったオーフェ*2狂言回し&ホテル支配人役の2役を巧みにこなすエリック・アンダーソン*3、身軽に動いていたベルボーイ役…と役者はそれぞれよかった。

f:id:megmientus:20190629205230j:plain f:id:megmientus:20190629205207j:plain

シンデレラストーリーは、もうわたしには響かないのかもしれない。トニー賞には一つもノミネートされなかったし、7月に主演2人も交代してしまうので先は短いのではないでしょうか…

  

2.Be More Chill(2019年8月11日でクローズ)

f:id:megmientus:20190624223248j:plain
購入場所:tkts(SeaPort)
購入金額:95.5ドル(うち手数料9ドル)
座 席 :ORCH Center C-109

前日にPretty Womanのチケットと同時に購入。

若い子によるSNS上での人気・拡散によりオフからオンへ…という作品だけあって今回観た他作品と比較して断然10~20代と思わしき層が多かった。そして上演中もStage Door(以下SD)も大変な盛り上がり。
作品自体は、ピコピコとした曲調が印象的。衣装や演出もポップカルチャー感炸裂で観ていて楽しい。わたしはもう大人になってしまったせいか、彼らを微笑ましく見守る立場として観てしまっていたけれど、ウィル・ローランド、ジョージ・サラザー、ステファニー・スーの3人が、とても聴きごたえ、見ごたえあった。スクールのかしましい3人娘たちも、コミカルで大いに笑った。
トニー賞のノミネートは1部門のみなので夏を超えるのは厳しいかな…と思っていたら、8/11でのクローズが発表されました。。オフに戻ればいいのになぁって思います。

 

3.Waitress(2020年1月クローズ)

f:id:megmientus:20190624224249j:plain
購入場所:Ticketmaster
購入金額:196.2ドル(179ドル+手数料17.2ドル)
座 席 :ORCH Center AAA-113

今回の旅、唯一事前に手配していったチケット。映画【ウエイトレス~おいしい人生の作り方】のミュージカル化作品。3年のロングラン作品となっているこの作品は、様々な有名人が出演しているのですが、今回、大好きなジェレミー・ジョーダンが出演することが発表されたので、想定外に今回のメイン観劇になってしまいました。

f:id:megmientus:20190629193846j:plain

チケットは、ジェレミー登板が発表された直後に購入。もう少し後ろの方が見やすいのですが金額(土曜ソワレは300ドル!)に慄いて、最前列を購入。少し見づらさはあったものの、満足度は抜群に高く、お値段以上、利益が出てしまった(気持ち的に)ので悔いなし。っていうか、圧倒的な歌の上手さ。わかっていたけど、上手すぎてびっくりした。それを最前列で浴びてしまったので意識が飛んだ。

 


Jeremy Jordan & Shoshana Bean - "Bad Idea" from Waitress

 

観てるとパイが食べたくなるのだけれど、ちゃんとシアター内で瓶詰グラハムパイが売られてます。席に売りに来る売り子さんは、劇中と同じ制服着てるよ。かわいい。

f:id:megmientus:20190624224701j:plain

 

4.Avenue Q(2019年5月26日でクローズ)

f:id:megmientus:20190629194208j:plain
購入場所:tkts(TimesSquere)
購入金額:81.8ドル(うち手数料8ドル)
座 席 :ORCH Right N-8

TimesSquereのtktsが空いていたので利用。他のtktsの方が先に売り出してるせいなのでしょうか…この旅で一番後方席でした。
いつでもやってるから…と後回しにしていたAvenueQ。2019年5月クローズだったのでやっと観たけれど、何故もっと早くに観ていなかったのか、ものすごーーーく後悔。これが数年前に日本で上演されたって今思うと、すごい。こんなにいろんなことが遅れてる日本なのに…クローズ前に大爆笑の中で観ることができて本当によかった。
ちなみにフィナーレを飾るFor Nowの歌詞、公演開始当初「ジョージ・ブッシュ」だったところは「ドナルド・トランプ」になっており、もちろん大爆笑でした。

 

f:id:megmientus:20190629194922j:plain f:id:megmientus:20190629194929j:plain f:id:megmientus:20190629195003j:plain

 

5.Waitress

f:id:megmientus:20190629195236j:plain
購入場所:tkts(SeaPort)
購入金額:87.5ドル(うち手数料6ドル)
座 席 :ORCH Center H-103

本当は違う作品を観る予定だったのだけれど、土曜ソワレに観たジェレミーがあまりにも、あまりにも!あまりにも!!キュートで思考回路がショート寸前どころか、ショートして記憶があまりなかったので、もう一回観に行ってきました。

この日からDear Evan Hansenの主役・Evanを演じていた、ノア・ギャルビンくんがオギーとして出演。わたしはそれをすっかり忘れており、直前にツイッターでそれに気づき、ワクワク2つで観てきました。
いや~~かわいかった!!土曜ソワレに観たオギーが、映画のオギーであるエディ・ジェイミソンが演じていたのでそのギャップもなかなかでした。*4ドーンちゃんも、以前にやっていたケイトリン・ハウラハンちゃんがカムバックしたので、カーテンコールでは2人に花束贈呈。そういう公演に初めて遭遇したので、ちょっとした思い出になりました。

それにしても、この作品は、全員がちょっとダメなところがあるのに(不倫ものだし)全員、いとしさを感じてしまうキャラクターばかりで観ていて暖かな気持ちになる。フィナーレの多幸感はハンパないです。

f:id:megmientus:20190629210522j:plain

 

6.Waitress(2020年1月クローズ)

 

f:id:megmientus:20190629205856j:plain

購入場所:tkts(SeaPort)
購入金額:87.5ドル(うち手数料6ドル)
座 席 :ORCH Center AAA-104

前日のジェレミーも可愛すぎて、またしても思考回路がショートし「観れるだけ観よう。っていうか公演スケジュール考えるともうこの日が最後だ」と腹を括って、再び他に観ようとしてたものをやめ、3回目のWaitressに行ってきました。そしたら、なんと、最前列のほぼど真ん中。改めて目の前で観るジェレミー・ジョーダンは、本当に本当に本当に素敵で、ブロードウェイの神様、ジェレミーをブロードウェイ俳優にしてくれてありがとう…と感謝してもしきれないくらいの想いを抱えながら劇場を出ました。

この日のジェレミーはかわいいDCコミックのTシャツを着ており、SDでサインを貰ってるときに「ナイスTシャツだね」と言ったら「そうなんだよ~」とパーカーのジッパーを下げて見せてくれました。わたしの投げかけに反応してくれたのが、それはもう嬉しくて、うれしくて、ウレしくて…やっぱりブローウェイの神様に感謝をしたのでした。はぁ、シアワセだった…。

っていうか、歌上手かったナーーーーーーーーーーー!!!!!

 

7.The Prom(2019年8月11日でクローズ)

f:id:megmientus:20190629200137j:plain
購入場所:tkts(SeaPortで前日に購入)
購入金額:92.5ドル(うち手数料9ドル)
座 席 :ORCH Center B-101

隣席が、ずーーーーーーーっと貧乏ゆすりをしている人で、わたしの座席は常に震度1程度状態。。あまり集中できなかったという、悲しい観劇でした…しくしく。

けれど、作品は面白かった。田舎で暮らすレズビアンの学生が主役で、彼女たちの物語かと思えば、自己中心的ぎみな中年ブロードウェイの面々がメインだった。そして彼ら(および都会の人間)を、かなり皮肉ってると思う。コントかってくらい笑いと取ってくるし(全部わからないのが悔しい!!)泣かせにもくる。大衆演芸というと言い過ぎだけれど、味のある作品でした。

そしてタイトルにふさわしく、とにかく踊る。ほぼ全員がめちゃくちゃ踊る。それを観ているだけでもかなり壮観で、満足度が高い。トニー賞にノミネートされた主演のCaitlin Kinnunenと、Brooks Ashmanskasの両者が大変よかった。

 

8.Tootsie(2020年1月クローズ)

f:id:megmientus:20190629200803j:plain
購入場所:Ticketmaster
購入金額:217ドル(199ドル+手数料18ドル)
座 席 :ORCH Right H-8

 

映画アナ雪のハンス王子役サンティノ・フォンタナ主演作品。トニー賞主演男優賞、おめでとう!!!

f:id:megmientus:20190629212452j:plain

受賞にふさわしい、男性(マイケル)としての歌声と女性(ドロシー)としての歌声を巧みに歌い分けた素晴らしいパフォーマンスでした。知ってたけど、歌声が王子。

作品の舞台を映画のソープドラマからブロードウェイミュージカルに変えたことで、ザ・ブロードウェイショー感を味わうこともできる。やや展開に無理がある気もするけれど、全体のテンポが良いし、楽曲もよいし、カーテンコールがめっちゃくちゃ楽しかったのでオールオッケー!主演女優のリリー・クーパーとサラ・スタイルズも最高です。特にサンディ役のサラ!映画版ではうるさくてあまり好きになれなかったサンディですが、愛すべきキャラになっていました。サンディの曲はまさにハチャメチャなサンディそのもの!


"What's Gonna Happen" from Tootsie, sung by Sarah Stiles

 

もう何回でも観たい作品です(このキャストで)

 

以上、合計8公演/総額955.5ドル となりました。

初めにも書いたとおり、Rush等を使えばもっと安くなるし、メザニン席を買ったっていい。オーケストラ席で、正規販売とtkts活用だとこれくらいになる…というのが誰かの参考になればいいなと思っています。

 

めっちゃくちゃお金がかかった2018年の観劇費用記録はこちら↓↓ 

megmientus.hatenadiary.jp

 

 

*1:タイミングにもよるかも。今回はトニーノミネート発表の朝だけ30分ほど並びました。

*2:私生活ではアンディ・カールと夫婦♡とてもかっこよいカップル♡

*3:WaitressでCalオリジナルキャスト、映画グレイテスト・ショーマンでは元スリのオマリーもやってる達者な役者さん

*4:ノアくん25歳、エディ56歳