すきなものばかり

すきなもののことを書いてます。NY、Broadway、海外ドラマ、大作映画とか、とか。

2017年15本目【美女と野獣】

待望の公開!ディズニーの「美女と野獣(原題:Beauty and the Beast)」

公開日に見たい気持ちを抑えて、ライブ・オーケストラで見てきました。

 


「美女と野獣」日本版本予告

 

ライブオーケストラの詳細はこちら。Back to the FutureやGod Father、ハリーポッターでもやっている、劇中音楽を全てオーケストラ演奏による上映。通称:シネオケ。劇場公開中の新作映画でこのシネオケをやるのは全世界初だそう。

 

www.disney.co.jp

 

ディズニーアニメの「美女と野獣」は、私が人生で最初にハマった洋画。当時、叔父が買ったレーザーディスクをビデオにダビングしてもらって、何度も何度も見ていたものです。ピアノを習っていたので、楽譜を買って好きな曲を弾いたりもしていました。その譜面の中で、アラン・メンケンという偉大な人物の名を知ることになるのです。彼や今回の音楽については書き始めたら長くなってきたので、別でまとめることにして、作品自体の感想から書きますと…

 

ガストン、500点満点。

 

使うのを避けてるフォントサイズ大を使いたくなるほど、ルーク・エヴァンズ演じるガストンが本当に最高すぎた。キャスト発表された時点で、「どうしよう!すごくガストン!」って思っていたけれど、動いて歌ったら、本当に、ガストンがすごくガストンだった。実写化レベル500。

 

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なんという麗しいビジュアル…

 

アニメより男前で、おバカで、でも「あいつはちょっと違う、特別な女!だから特別な俺と結婚すべき!」とめちゃくちゃながらも、あれ?なんか結構いいやつじゃない?結婚していいんじゃない??むしろ結婚したいよね!?ってなるほど。「It's Hero Time」っていうセリフも素晴らしかったし、あのビジュアルなら鏡を見ながら見惚れてしまうのも仕方ない、当然。

 

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わかるよ~見惚れるよね~わかる~

 

見せ場の「強いぞ、ガストン」を歌い、華麗に踊る酒場のシーンは、本当に本当にかっこよくてこのシーンがずっと終わらなければいいのに…と心の底から思いました。けど終わった…。しかも生卵飲むシーンと、首でベルトをハチ切るシーンが無かった…これ超残念。後半はちゃんとイヤなやつになったけれど、終始、ガストン、死なないで~~って想いながら見てました。だから最後落ちたときは割とショックでした…

 

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強いぞ、ガストン!

 

ガストンが良すぎて熱くなりすぎましたが、ガストン以外ももちろん素晴らしいです。【完全実写化】の名に相応しく要所要所がアニメ版と同じカット割で次々と繰り広げられます。冒頭の「ボンジュー!ボンジューボンジューボンジュー!」はほぼ同じでトリハダ!ここから最後までほぼ同じカット割が続くのです。もちろんあのダンスホールのシーンも。私のようなディズニー映画黄金期沼にハマっている人間からしたらうれしい限りでした。

 

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ボンジュー!ボンジューボンジュボンジュボンジュー!

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このシーンはぜひIMAXで観たい

 

とはいえ、若干の追加やアレンジもあります。ガストンが戦争のトラウマ(PTSD)らしきものを抱えてる様子、ルフゥがただの腰巾着から意思のある、しかも割と真っ当な考え方をもつ1人の人間として存在していること、そしてガストンを支えてるところ、愛情をしっかりと持っている*1ところ…。魔女がもうひとつ与えた世界中どこでもいける本は、意表をつかれたけど、本で世界中を旅することが出来る、というベルのセリフをまさに表現してて面白かった。どれもガッカリすることなく、ストーリーと現代にマッチしていたと思います。

 

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どこでもいける本。図書館のシーンのベルかわいかった。

 

特に、ベルが村の女の子に文字を教えるシーン。これをエマ・ワトソン演じるベルがやることにすごくすごく意味があったと思う。しかも教えてる場は、ベル自身が考えた洗濯装置を使っている場。ベルの聡明さを表現しつつ、女性にも教育は必要で、それが彼女の未来を広げるということ、ベルは実際それを実行しつつある、ということ、それをフェミニストであるエマがやっている…とても意味のあるワンシーンだったと思います。エマのベルは芯の強さもしっかり出ていて本当によかった。

 

もうひとつよかったのが、野獣が高等教育を受けていて、シェイクスピアで2人が距離を縮めたということ。そうだよね、趣味が合うって大事だよね!!共通項、大事!助けてもらって傷の手当てをしたくらいじゃそうそう距離は縮まらないものね!これもリアルさが加わってよかった。

 

あれもこれもよかった、よかった、ばかりで気持ち悪いくらいですが、残念だったこともあります。それは、ポット婦人のキャラデザイン。アニメの注ぎ口が鼻なのがとてもキュートでスキだったのですが、実写では側面に顔が描かれていて、模様と同化ぎみだったのがちょっと残念でした。まぁ、全体的になかなか渋いキャラデザインではあるけども…あと、サー・イアンマッケラン演じる、コグスワースの活躍も少なめな印象…もっともっとお小言を言っていてほしかった…。

 

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チップは持ち手がお鼻なのに…。そしてコグスワースはBIG BENなの…?

 

というくらいで、全体的に大満足な「美女と野獣」でした。吹き替えとIMAXでも観にいかなきゃ!!

 

*1:話題になった同性愛描写。柔らかな表現だったと思うけどなぁ。国によって価値観が違うから何ともいえないけど…